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2012年12月04日

奄美の方言「タンギョ」が気になる!!

こんにちバス!!


一気に冬が来たという感じの奄美ですが、

お風邪など召されぬように、ご自愛下さいませ。

今回の内容について、いろいろご存じな方は是非コメント下さい。


先日、昼過ぎに、港町にある待合所に行くと、

待合所の隣の駐車場にプレハブのタンカン販売所がありました。

入口のドアに「タンカン販売中 スアガリなし」との貼り紙。


待合所の担当者の方に「スアガリ」ってどういう意味ですかと尋ねると、

「中身がぱさぱさになって果汁がないもの」という返事。

奄美の方言かなと思いネット検索。

全国的に使用されている言葉のようでした。

「す上がり」と表記されるようです。

ただ、単に自分が無知なだけだったのです。

これだけだと、特に面白くもなかったのですが。



待合所から帰る途中に「あっ」と気づきまして・・・・・・・



これは、またまた、その日の朝にさかのぼるのですが。

「集落(しま)の宝めぐりマップ」 1集落1ブランド

というパンフレットを見ていましたら、

「フナンギョの滝」の説明があり、


「舟行く(フナンギョ)」、「舟木を切りに行く所」ということから

「舟行き(フナンギョ)」となったようです。


とありました。これは以前から知っていたのですが、


しかし・・・・・・・・・


やっとここで件の待合所から帰っているときの気付きの説明になります。

大分前から気付いていたであろうような単純な理解にこの時になって気付いたのです。



住用には「タンギョの滝」という滝もありまして、

「タンギョ」とは「滝」という方言であるから、

「タンギョの滝」は「滝の滝」というので変って言えば変ですよね。という

話題が以前ありました。


その時、個人的には「たき」が「タンギョ」となまっていく過程がイメージしにくく、

違和感をずっともっていまして。

「ン」ていう部分は、通常なら「~の」という所有格、格助詞の「の」が

なまって「ン」となると考えてきましたので。

「たき」がどうして「たき、たんき、たんぎょ」のように複雑になっていくのか少し考えにくかったのです。


しかし、もし「フナンギョの滝」が「舟行」と考えられているのなら、

「タンギョの滝」も、「田行」と考えられるんじゃないでしょうか?(「タ」が何を意味するかは不明ではありますが)

つまり、「田」へと「行く」川というような。「田んぼ」などと関連するようなイメージです、個人的には。


「タンギョ」が「滝」という方言への疑問は以下の三つ。

1.「滝」が「タンギョ」へと音韻変化していった過程が分からない

2.「フナンギョ」の「ギョ」は「行」ととらえられるという可能性もあるのに、
 
  「タンギョ」の「ギョ」はそういうのをすっ飛ばして

  「タンギョ」は「滝」という方言というような考え方への疑問。

3.「ギョ」はもしかしたら「川」「河」、島でいうところの「コ」に近いのではないかという

  個人的な思い。


もうそろそろ、バスについて書いていかないと。。。

奄美の方言「タンギョ」が気になる!!




Posted by しまバス at 14:05│Comments(1)
この記事へのコメント
フナンギョ=舟木を切りに行く所の滝、と考えると、ふなんぎ=舟木のタンギョ=滝、つまり本来は”フナンギタンギョ”だったものが縮まって、フナンギョ。
やはり、タンギョ=滝、と考えたほうが無難かと。
他にも、~の滝、という意味で~タンギョと呼ばれるところが住用には数カ所あるようです。
Posted by mizuma at 2012年12月04日 15:52
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