2010年08月30日
国の補助金について
日経新聞 2010/8/20 1:48
地域の公共交通を支援 国交省、概算要求に400億円
国土交通省は全国の誰もが移動手段を確保できるようにするため、
路線バスやローカル鉄道、離島航路などの地域公共交通ネットワーク
を支援する。需要に応じて運行するデマンドバスやフェリーの
公設民営化などに取り組む。2011年度予算の概算要求で「特別枠」
として盛り込み、今年度の約2倍の400億円以上を要求する方針だ。
地方のバスや鉄道、離島航路は人口減少などによる採算悪化で事業
を撤退したり、規模を縮小したりする動きが増えている。国交省は11年
の通常国会に「移動権」を保障する交通基本法案を提出する方針。
これに基づき、地域公共交通の維持・再生を進める方針だ。
昔、親がNHKのニュースを見たがるのを大変迷惑に思っていました。
自分は見たいテレビがあるのにと思っておりました。しかし、親は
国の方針、社会情勢で経営状況が一変するためにニュースをみたかったの
だなあと遅まきながら理解しております。
事業をしていれば、ちょっとした情報が方向性を変えてしまうことが
多々あります。特に現在のような政府の政策がいろいろと変わる
世の中ではなおさらです。
社会の情勢に柔軟に時には思い切りよく、時には我慢をして
乗り切っていくなどと言葉では簡単に言えますが、現場は
本当に大変だと思います。頑張ります。
地域の公共交通を支援 国交省、概算要求に400億円
国土交通省は全国の誰もが移動手段を確保できるようにするため、
路線バスやローカル鉄道、離島航路などの地域公共交通ネットワーク
を支援する。需要に応じて運行するデマンドバスやフェリーの
公設民営化などに取り組む。2011年度予算の概算要求で「特別枠」
として盛り込み、今年度の約2倍の400億円以上を要求する方針だ。
地方のバスや鉄道、離島航路は人口減少などによる採算悪化で事業
を撤退したり、規模を縮小したりする動きが増えている。国交省は11年
の通常国会に「移動権」を保障する交通基本法案を提出する方針。
これに基づき、地域公共交通の維持・再生を進める方針だ。
昔、親がNHKのニュースを見たがるのを大変迷惑に思っていました。
自分は見たいテレビがあるのにと思っておりました。しかし、親は
国の方針、社会情勢で経営状況が一変するためにニュースをみたかったの
だなあと遅まきながら理解しております。
事業をしていれば、ちょっとした情報が方向性を変えてしまうことが
多々あります。特に現在のような政府の政策がいろいろと変わる
世の中ではなおさらです。
社会の情勢に柔軟に時には思い切りよく、時には我慢をして
乗り切っていくなどと言葉では簡単に言えますが、現場は
本当に大変だと思います。頑張ります。
2010年08月23日
路線バスの将来
路線バスの将来
先日、インターネットで大変興味深いバスの未来像(中国発)を
みかけました。
(http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=367628)
これはバスが1階部分がトンネルのような形をして、2階部分が座席に
なっております。タイヤは両端についており、バスを追い越したいときには
トンネルの空洞部分を通るだけですので、渋滞も起きません。バスも定時
運行ができます。面白い発想ですし、合理的だと思います。日本では
バスレーンの設置やパーク&ライド、LRT、PTPSなど先進的な
試みが数多くなされていますが、それらが幼稚に思えました。
●バスレーン;バス専用レーンを朝と夕方のラッシュ時に設け、公共交通機関
の定時運行をはかります。
●パーク&ライド;文字通り、訳すと「止めて乗る」ということですが、中心市街地
に入ってから車が込み合うので郊外に大型駐車場を設け、そこからはバスに乗り換えて
頂くということ。中心市街地まで自家用車が入り込まなくさせることで交通渋滞を
緩和します。また、市街地の土地活用も有効に行えます。
●LRT;路面電車がバスの路線をつくるようにより気軽に開設できるようなもの。
●PTPS;これは信号機に細工をして、バスなど公共交通機関が通る時に
青になるよう調整することです。公共交通機関が快適に運行できます。
大量輸送について勉強を重ね、何が奄美にとって最も合致しているのか
突き詰めて考えていきたいと思います。
先日、インターネットで大変興味深いバスの未来像(中国発)を
みかけました。
(http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=367628)
これはバスが1階部分がトンネルのような形をして、2階部分が座席に
なっております。タイヤは両端についており、バスを追い越したいときには
トンネルの空洞部分を通るだけですので、渋滞も起きません。バスも定時
運行ができます。面白い発想ですし、合理的だと思います。日本では
バスレーンの設置やパーク&ライド、LRT、PTPSなど先進的な
試みが数多くなされていますが、それらが幼稚に思えました。
●バスレーン;バス専用レーンを朝と夕方のラッシュ時に設け、公共交通機関
の定時運行をはかります。
●パーク&ライド;文字通り、訳すと「止めて乗る」ということですが、中心市街地
に入ってから車が込み合うので郊外に大型駐車場を設け、そこからはバスに乗り換えて
頂くということ。中心市街地まで自家用車が入り込まなくさせることで交通渋滞を
緩和します。また、市街地の土地活用も有効に行えます。
●LRT;路面電車がバスの路線をつくるようにより気軽に開設できるようなもの。
●PTPS;これは信号機に細工をして、バスなど公共交通機関が通る時に
青になるよう調整することです。公共交通機関が快適に運行できます。
大量輸送について勉強を重ね、何が奄美にとって最も合致しているのか
突き詰めて考えていきたいと思います。
2010年08月15日
航空会社に学ぶこと
大量輸送を行う事業として航空業があります。
バスと航空事業を一緒にしては怒られますが、航空事業から
学ぶべきことはたくさんあると思います。
まずは燃料費高騰に対する対策。リスク回避またの名をリスクヘッジ。
これから燃料が上がることが見込まれる中、今現在の価格で原油を購入する
契約を結ぶことで、安い原油調達ができます。2005年の総原油調達量
のうち、全日空は8割、日本航空は5割をこのリスクヘッジ契約にて調達
しております。(ただし、燃料費が上がらないで下がった場合には会社に
損害が出てしまいます)
バス会社もその燃料調達の2〜3割でもリスクヘッジ契約を結び、燃料高
で経営が圧迫されるリスクを回避する時代だと思います。(ただし、現在、
原油相場は1バレル当たり70〜80ドルを行ったり来たりしており、
なかなか価格動向が読みづらいと思います)
次に機材の整理です。日本航空などは奄美線の小型化、機材の統一化を
図っておりますが、これは燃料費を安く抑えられることや整備工の作業単純化
、整備部品の一括購入による修繕費圧縮が行えるからだと思います。
道の島交通においては車種がいすゞであったり、日野であったり、ニッサン
であったり、三菱であったりしますが、こうも車種がバラバラでありますと
整備費に相当の経費が食われてしまいます。(余談になりますが、メーカー側が
一生懸命自社のバスを売り込みますが、これは販売売上をあげることももちろん
ですが、その後、毎月発生する修繕部品代でさらに売り上げが入ることが見込まれ
るからでもあります。古いバスを購入してお買い得であったと感じたりしますが、
その後、修繕費が毎月出ていくことを考えますと何がお得かわからない場合も生じます。)
長くなりましたが、要は様々なメーカー、様々な車種を統一、小型化し、年式も新しい
バスにすることで燃料費、修繕部品費等の支出が抑えられるということです。
お金がなければ、車を一新することでどれだけ、経費が抑えられるかを
算出し、その経費削減分を返済財源として借入すればよいと思っております。
道の島交通にて近く実践し、収支改善を図りたいと思います。それで改善が
得られましたら、お客様に還元し、さらなる企業の発展を目指せたらと
思います。
バスと航空事業を一緒にしては怒られますが、航空事業から
学ぶべきことはたくさんあると思います。
まずは燃料費高騰に対する対策。リスク回避またの名をリスクヘッジ。
これから燃料が上がることが見込まれる中、今現在の価格で原油を購入する
契約を結ぶことで、安い原油調達ができます。2005年の総原油調達量
のうち、全日空は8割、日本航空は5割をこのリスクヘッジ契約にて調達
しております。(ただし、燃料費が上がらないで下がった場合には会社に
損害が出てしまいます)
バス会社もその燃料調達の2〜3割でもリスクヘッジ契約を結び、燃料高
で経営が圧迫されるリスクを回避する時代だと思います。(ただし、現在、
原油相場は1バレル当たり70〜80ドルを行ったり来たりしており、
なかなか価格動向が読みづらいと思います)
次に機材の整理です。日本航空などは奄美線の小型化、機材の統一化を
図っておりますが、これは燃料費を安く抑えられることや整備工の作業単純化
、整備部品の一括購入による修繕費圧縮が行えるからだと思います。
道の島交通においては車種がいすゞであったり、日野であったり、ニッサン
であったり、三菱であったりしますが、こうも車種がバラバラでありますと
整備費に相当の経費が食われてしまいます。(余談になりますが、メーカー側が
一生懸命自社のバスを売り込みますが、これは販売売上をあげることももちろん
ですが、その後、毎月発生する修繕部品代でさらに売り上げが入ることが見込まれ
るからでもあります。古いバスを購入してお買い得であったと感じたりしますが、
その後、修繕費が毎月出ていくことを考えますと何がお得かわからない場合も生じます。)
長くなりましたが、要は様々なメーカー、様々な車種を統一、小型化し、年式も新しい
バスにすることで燃料費、修繕部品費等の支出が抑えられるということです。
お金がなければ、車を一新することでどれだけ、経費が抑えられるかを
算出し、その経費削減分を返済財源として借入すればよいと思っております。
道の島交通にて近く実践し、収支改善を図りたいと思います。それで改善が
得られましたら、お客様に還元し、さらなる企業の発展を目指せたらと
思います。
2010年08月05日
バスの補助金
先日、新聞に道の島交通の国庫補助金に関する記事
が出ておりました。
昨年は国庫補助金で3400万の補助金をいただいております。
よく、「補助金をもらえていいですね」というお言葉
をいただきますが、補助金をいただいて決してもうかるわけ
ではございません。ちなみにこの国庫補助金は補助該当路線
の赤字額の6〜7割に充当されるに過ぎません。
残りの3〜4割の赤字額は自社負担であります。
ついでに廃止代替補助金というものもございます。昨年は
約4000万の補助金をいただいておりますが、こちらは赤字額
の100%補助が保証されております。これもあくまで赤字額
が補てんされるに過ぎず、利益が出るわけではありません。

補助金の申請作業も大変なもので、上記のような書類を
決算書、実態調査表、運行実績表、その他様々な書類を
参考に作りこんでいきます。(山下運行係長担当)
さらに補助金といいましても運行し、上記のような
書類を作成し、審査を受け、初めて交付されます。
それまでに補助金の分まで資金繰りしていかなければ
なりません。
路線バス事業者の気持ちを分かっていただきたいと
思いますが、これは公共交通を担う者として宿命で
ありますので頑張っていきたいと思います。
が出ておりました。
昨年は国庫補助金で3400万の補助金をいただいております。
よく、「補助金をもらえていいですね」というお言葉
をいただきますが、補助金をいただいて決してもうかるわけ
ではございません。ちなみにこの国庫補助金は補助該当路線
の赤字額の6〜7割に充当されるに過ぎません。
残りの3〜4割の赤字額は自社負担であります。
ついでに廃止代替補助金というものもございます。昨年は
約4000万の補助金をいただいておりますが、こちらは赤字額
の100%補助が保証されております。これもあくまで赤字額
が補てんされるに過ぎず、利益が出るわけではありません。

補助金の申請作業も大変なもので、上記のような書類を
決算書、実態調査表、運行実績表、その他様々な書類を
参考に作りこんでいきます。(山下運行係長担当)
さらに補助金といいましても運行し、上記のような
書類を作成し、審査を受け、初めて交付されます。
それまでに補助金の分まで資金繰りしていかなければ
なりません。
路線バス事業者の気持ちを分かっていただきたいと
思いますが、これは公共交通を担う者として宿命で
ありますので頑張っていきたいと思います。
2010年08月04日
無線LAN使い放題

道の島交通本社には無線LANルーターのFONを設置しております。
ソフトバンク奄美店様より頂きました。
これでお客様がバスをお待ちの間もパソコン、iphone、ipad等
でインターネットをお楽しみいただけます。
お客様がバスをお待ちいただく時間を出来るだけ短くしたり、
それが難しければ、出来るだけ短く感じて頂くため、楽しんで
もらえる努力をしたいと思います。
2010年08月04日
新聞記事再び
南海日日新聞社様に再度、バスのカラーリング記事が
載っておりました。

私どものバスはカラーリングがバラバラで統一性
が無いという指摘をいただいておりますが、そのマイナス
的な考えをプラスに変え、逆にバラエティーに富んだ
見ていても飽きさせない島バスを目指してはいかがだろう
と改めて思いました。
南海日日新聞社様、気づきをいただき、ありがとう
ございます。
載っておりました。

私どものバスはカラーリングがバラバラで統一性
が無いという指摘をいただいておりますが、そのマイナス
的な考えをプラスに変え、逆にバラエティーに富んだ
見ていても飽きさせない島バスを目指してはいかがだろう
と改めて思いました。
南海日日新聞社様、気づきをいただき、ありがとう
ございます。
2010年08月02日
金庫袋
これは昔ながらの金庫袋です。


時代を感じさせますが、現在のような両替機が無かったころ、
この金庫袋を車掌が持って運賃を回収しておりました。
金庫袋は満タンで路線バスは大変儲かっていた時代でした。
現在は、たまに両替機が故障したときに使用されております。
この金庫袋は10袋ほどありますが、これからも大事に
保管しておきたいと思います。


時代を感じさせますが、現在のような両替機が無かったころ、
この金庫袋を車掌が持って運賃を回収しておりました。
金庫袋は満タンで路線バスは大変儲かっていた時代でした。
現在は、たまに両替機が故障したときに使用されております。
この金庫袋は10袋ほどありますが、これからも大事に
保管しておきたいと思います。